【コーヒー3種の神器】コーヒー初心者がまず揃えるべきコーヒー器具

器具

自宅で本格的なハンドドリップコーヒーを淹れたい…
今まではドリップバッグで淹れていたけど、本格的なハンドドリップに挑戦したい…
けど何から揃えたらいいのか分からない…
できれば買い物で失敗したくない…

そんな悩みはもっていませんか?

そこで今回は、これらから自宅でコーヒーを淹れ始めたい!という人に向けて、元バリスタ・コーヒーオタクの視点から【コーヒー3種の神器】を紹介していきます。

現在進行形で購入を検討していて、購入品がおおよそ決まっている人も、今回の記事は参考になるかと思います。ぜひ最後まで読んでみてください。


コーヒー3種の神器、1つ目は「ステンレス刃のハンドグラインダー」です。

なぜステンレス刃のハンドグラインダーをおすすめするのか。

それはコーヒーが確実に美味くなるから。

世に出回っているグラインダー(ミル)の刃の素材は、大体セラミックかステンレスです。

どちらにもメリット・デメリットはありますが、個人的におすすめなのはステンレス刃です。ざっくりとそれぞれのメリデメをまとめるとこんな感じ。


ステンレス刃

メリット

  • 粒度の均一性が高い
  • 切れ味が良い
  • エスプレッソ挽きに対応しているものもある
  • グラインダーの選択肢が近年急増している

デメリット

  • 刃こぼれが起きる可能性がある
  • グラインド中に熱をもちやすく、味に影響を与える可能性がある

セラミック刃

メリット

  • 水洗いできる
  • 比較的安価

デメリット

  • 硬い豆を挽くのにかなり苦労する
  • 粒度にばらつきが出やすい(雑味が出やすくなる)傾向にある

ざっとこんな感じ。実際に多くのコーヒーショップで使われているグラインダーの刃はステンレス刃(金属刃)なので、敢えてセラミックを選ぶ必要はないのかなあと個人的には思います。

また、手挽きにするか電動にするか悩んでいる方も多いかと思います。

電動は非常に高価になりますし、一日のうちに飲めるコーヒーの量は限られていると思いますので、自宅で淹れる程度でしたら手挽きがおすすめです。

TIMEMORE C3 MAX PRO

私はこれまで、手挽きと電動共に、セラミックと金属の両方を使ってきました。

手挽きのセラミックはPORLEX、金属はTIMEMORE C3 MAX PRO
電動のセラミックはKalita NEXT G2、金属はフジローヤルのみるっことMAHLKONIGのEK43

Kalita NEXT G2

これらの他にも少し使ったことのあるグラインダーはありますが、趣味として自宅でコーヒーを淹れるという用途だと、結局はステンレス刃(金属刃)のハンドグラインダーが最適解だなと感じています。

今も私のメイングラインダーは、ステンレス刃のハンドグラインダーです。


コーヒー3種の神器、2つ目は「気に入ったデザインのコーヒースケール」です。

コーヒーを味わうことはもちろん大切ですが、せっかく自宅でこだわって淹れるのであれば、淹れている時間も大切にしたいところ。

そう考えると、コーヒーサーバーやドリッパーを一番下で支えるコーヒースケールのデザインは、非常に重要。

ファッションにおいても、靴が大事と言われることが多いですよね。似たようなもんです。

HARIOやTIMEMORE、Variaなどの有名コーヒーブランドから出ているスケールを選んでいただければ、基本問題ありません。どれも必要十分、素晴らしいスケールです。

ちなみに私はTIMEMOREのBlack Mirrorシリーズを愛用しています。レスポンスも早く、デザインもシンプル。何気にUSB Type-Cで充電可能。

TIMEMORE Black Mirror White

ここ数年で、重さと時間だけでなく、流量まで計測できるものもあります。そのような+αの機能に関しては、各々のニーズに応じて適切に選んでいただくのが良いと思います。

私は現状、重さと時間だけで事足りていますが、最近HARIOさんから出たCoffee Scale POLARISが気になっています。抽出の進行状況が視覚的に分かりやすくなっており、味の再現性が高くなるというメリットがあるそうです。

味の再現性についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
ぜひご覧ください↓


コーヒー3種の神器、3つ目は「円錐形の樹脂製ドリッパー」です。

HARIO V60 (円錐形)

そもそもドリッパーは、大きく3つの形に分類されます。

円錐形台形フラットボトム(主にウェーブフィルターで使用される形)

この中でも最も多く使われているのが円錐形。形による味の違いなどに関しては、また別の回で解説したいと思います。

ORIGAMI Dripper Air S (円錐形)

また、素材については樹脂や金属、陶器などがあります。それぞれにメリット・デメリットはあるのですが、総合的に見て樹脂製が一番汎用性が高いです。

樹脂製のメリットをざっくり挙げるとこんな感じ。

  • 室温に影響されにくく、安定した抽出ができる
  • 軽くて持ち運びに便利
  • 割れにくいので収納が楽

そして円錐形の樹脂製ドリッパーの中で最もおすすめなのが、HARIOのV60です。YouTubeにも多くの抽出レシピが公開されているので、初心者にもおすすめしやすいドリッパーの一つです。

プロも使うドリッパーにも関わらず、500円程度で購入できるのも魅力。


いかがでしたでしょうか。コーヒー初心者がまず揃えるべきコーヒー器具ということで、コーヒー3種の神器を紹介してみました。

  • ステンレス刃のハンドグラインダー
  • 気に入ったデザインのコーヒースケール
  • 円錐形の樹脂製ドリッパー

最初はどのくらいの器具を揃えたらいいのか分からなくなりますよね。今回紹介した3点に関しては、いずれ買うことになる器具たちです。どうせ購入することが決まっているのなら、最初に揃えちゃいましょう!


皆さんのコーヒーライフが少しでも充実するよう、これからも発信を続けていきます。それではまた次回!

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